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2010/10/18

鬼龍院花子の生涯

宮尾登美子さんの「鬼龍院花子の生涯」を読む。

・・・・・「なめたらいかんぜよ!」なんてセリフどこにも出てきません

映画もドラマも観ていないので、なんともいえませんけど、映画もドラマもかなり男目線で描かれているような気がいたします。原作と後半はかなり違っているようです。

この本を読む前は鬼龍院花子=夏目雅子さん、でしたが、夏目雅子さんの役は養女の松江。この松江さん、原作では鬼龍院一家の運命に翻弄されはしますが、冷静で知的な女性として描かれています。

反対に、題名にもなっている、鬼龍院花子さんは鬼龍院政五郎の愛娘ですが、なにも決めれない母とやくざの親分である父に溺愛されて育ち、何もできない、気働きもできないわがままな娘に育ってしまいます。
父も母も無くなった後の花子さんの人生の転落の仕方はもう想像の通りでしょうが、こういった女性に育ててしまうのは、親と環境のせいと一言で片付けてしまってよいのか・・・・。考えさせられます。

宮尾登美子さんの本には自分を売るしか生きていけない女性がたくさんでてきますが、同じ境遇でもしっかり生きて自分の運命を切りひらいていく女性も登場します。
この差はなんなのか、と考えると、やはりもって生まれた個性と向学心の差なのか・・・・。

実は、かなり考えさせられる内容の本でありました。

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