怒涛の一週間でした。バレンタインデーの14日から一泊二日の予定で北陸の酒蔵を訪問する予定でしたが、14日の強風で富山に11時20分に着く予定が13時すぎ。
ここから、この旅の予定は風とともにどこに飛ぶかわかなくなってしまったのでした・・・。
ま、とりあえずタクシーをとばして最初の目的地、岩瀬町の「満寿泉」を醸す枡田酒造場さんへ。
お昼に満寿泉の銘酒とともにおそばを頂いてからの蔵見学だったので、社長のためになるお話は、半分頭を素通りしてしまいました。ごめんなさい。
夜は夜でまた富山の素晴らしい海の幸に満寿泉の「寿」のシルバーの無濾過生など、普段飲めないお酒で大いに盛り上がりました。ありがとうございます。
さて、翌日は松任の「手取川」さんへ。
この方は手取川の山本杜氏です。
ここでの目玉は何と言っても、新しく導入した洗米の機械です。この機械を導入してから、ここのお酒の酒質がグンとよくなって、売れ行きも順調。機械はいいところは取り入れて、人間の手によらなければいけないところは人がやる。すべて人がやるのでは、毎年いいものを造るのは困難です。
いつも思いますが、酒造りの機械ってどれをとっても1億くらいするので、本当に蔵元さんて大変だな~、と思ってしまいます。
さて、お昼も素晴らしい金沢料理と手取川の銘酒の数々で堪能いたしました。ありがとうございます。
この後、本来ならば、一路東京へと帰宅の途に着くはずでしたが、駅についてみると、金沢方面も小松方面も電車が止まってしまい、みんなで顔面蒼白状態に。
ま、でも仕方がない、ということで、急遽金沢のビジネスホテルに宿を取り、もう一泊することにしました。
で、夜にみんなで香林坊に繰り出し(?)、噂の名店「倫敦屋酒場」さんへ。まず、ギネスで乾杯し、もう一杯ビールを頂き、私はシングルモルトを。二杯目に飲んだのがこれです。

ポート・エレンという今はもう閉鎖してしまった蒸留所のファイナル・ビンテージ。
こういった由緒正しいバーで頂く、モルトは格別な味でした。
風のせいで思いがけず、金沢に泊まることになったのですが、素敵なお店で飲むことができて、とてもいい思い出になりました。今回は風にありがとう、と言うべきでしょうか?
(店に戻り、ポート・エレン飲んだ、と言ったら、うちでも売ってる、と言われてしましました・・・。トホホ・・。でも、うちでの小売価格はなんと19,800円でした。一体、あれは一杯いくらだったのでしょうか・・・。)