開運さんに行ってきました
昨日、静岡県掛川市にある「開運」醸造元土井酒造場さんに蔵見学に行ってきました。
昨日はあいにくの雨で少し肌寒かったのですが、開運さんの敷地内にある、梅の木には梅の花が咲いていました。やはり、埼玉に比べ静岡は暖かいようです。
さて、蔵ではちょうど外で米を洗っていました。浸漬などは蔵人さんが時間を見ながら行っていましたが、実際洗っているのは高性能洗米機です。でも、この機械ひとつ1千万もするそうで、いいからといっておいそれと買える品物ではありません。開運さんのように、売れていて、しかも積極的な設備投資にはお金を惜しまないところにしかこういった機械はないように思えます。
酒造りはロマンがありますが、実際全部手仕事でやるというのは、とても大変なことです。「機械はあくまでも杜氏や蔵人を助ける道具」として機械を使用し、人間の五感を働かせなければいけない仕事に集中できるように蔵元は配慮しているのです。ですから、開運さんのお酒は、あのときの酒は良かったけど、あれはちょっと・・・、ということがありません。
2000石の蔵元さんなので、もっと大きいのかと思っていましたが、案外(?)こじんまりしていてビックリしました。酒母室も通りすがり(?)の場所にありましたし・・・。コンパクトでとても動きやすい印象の蔵でした。
一通り蔵の中を見学してから、いざ新酒の試飲を・・。
とりあえず、大吟醸、純米吟醸(山田錦)、本醸造、純米の新酒の生酒を頂き、そして無理を言って雄町の純米吟醸や田中みんさんさんが山梨の畑で作っているお米で造った吟醸も飲ませていただきました。
本醸造と吟醸は好適米意外のものを使用しているせいか味がはっきりして、厚ぼったいというかすぐに美味しいさがわかるものでした。ほかのものは山田錦を使用しているため、きれいな味わいです。香りもほんのりと言う感じで飲み飽きしない味でした。蔵元さんご自身も飲み続けられる酒を念頭に造っておられるようです。
最後に蔵元さんと波瀬正吉杜氏と写真を撮って帰路に。新幹線では、試飲ではなく酒を飲んでしまっていたため、いい気持ちで熟睡できました。
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