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2005/09/23

花酵母のお酒

9月21日に東京農大の花酵母研究会が主催する花酵母のお酒の試飲会に行ってきました。

頂いた資料によりますと、花酵母には、ナデシコ、アベリア、ツルバラ、日々草、カーネーション、コスモス、ヒマワリ、ベゴニア、シャクナゲ、マリーゴールド、月下美人、カトレア、イチゴの花があります。酒になりますと、別にお花の香りがするわけではなく、ただ香りの高い酒ができるようです。

一番香りが出るのはナデシコらしく、ナデシコ酵母を使用した蔵が多かったです。弊店取り扱いの石鎚さんでも花酵母の酒を出していますが、やっぱりこれもナデシコ酵母を使用しています。(弊店では発売当初は扱ってみましたが、香りだけが突出し、石鎚らしさがあまり感じられないので取り扱いをやめてしまいました。というか、それまでの石鎚ファンの皆様にはあまり評判がよろしくなかったので・・・。)
埼玉では小川の晴雲さんが花酵母をちょっとだけ使っています。金勝山という本醸造にナデシコですが、一升で1,785円(税別)。価格も安いし、いいのですが、ヘビーユーザーにこの香りの高い酒は?という感じ。それよりも、ギャンブラー御用達みたいな名前なのに、花酵母使用っって、なんかミスマッチです。ただ、蔵の方は吟醸と思えば、飲食店さんにすすめやすいのでは・・・、とおっしゃていました。うーん、やっぱり先入観がいけないのでようか・・・。
そう、花酵母の酒には我々酒屋のものにはとっても先入観があるのです。女性向けで売れたお酒ってありますか?一ノ蔵さんのひめぜんやすず音は売れてるけど・・。それに、最近、香りの高い酒って少なくなっているんです。香りが高いと、はじめは美味しいけど、だんだん甘く感じられて、飲み続けられなくなってしまう・・・。そういったことがあって、日本酒離れが起こったんじゃないか、ともいわれているのです。
そこは私達も反省しなければいけないところで、味の流行に流されて、無濾過生原酒がはやれば、そればっかり。焼酎がはやればそればっかり・・・。というのは、本来はいけないことなんですよね・・。いろいろなタイプの酒があっていいわけなんですから・・・。
・・・・ということは、この時代には意外に花酵母の酒もいいのでしょうか・・。

まあ、試飲していてわかるのは、各蔵元さんにも花酵母に対する温度差があるように、お付き合い程度でやっているところはやっぱりちょっとイマヒトツ。香りばっかりで味にふくらみというか、余韻が少ないように感じました。悪くいうと、安い化粧品を飲んでいるような感じです。
でも、花酵母を蔵全体で一生懸命やっているところは、とってもよかったです。例えば、茨城の来福さん。佐賀の天吹さんとか。来福さんは、全部の酒が花酵母なんです。ナデシコ、ツルバラ、ベゴニア、シャクナゲ、日々草、月下美人・・・。お米もいろいろ使用してまして、その探究心が素晴らしい!わたしは山田錦の純米吟醸生原酒(月下美人酵母)が甘酸っぱくて美味しかったです。一番香りが高いのは、八反の純米吟醸生原酒で、これはやっぱり、ナデシコ酵母です。ここは、普通に花酵母を使っているので、わりと売る立場からいえば扱いやすいですよね。
(弊店では、扱っていませんが・・・。)実はこれ、花酵母なんです・・・。っていえば面白いかもしれませんよね。

・・・というわけで、結局は花酵母の酒がブレイクするかは、我々酒販店の取り組み方次第なんでしょうか・・・。
といいましても、大多数の意見では、花酵母というだけではダメという考えです。できてから、まだ3年ですし・・・。

日本酒に詳しくない方には、反対に受け入れやすいという意見もあるようですが、何でもきちんと取り組まないといい酒はできない、ということでしょうか。いいものもありますが、花酵母の酒は、まだこれからだと思います。

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2005/09/15

試飲会にて・・

昨日は某地酒卸店の試飲会がありましたので、昼間からいろいろな酒を試飲してきました。
まず、元気な蔵元、南部美人さんから・・・。
いろいろ面白い酒にチャレンジされていて、常に向上心のある酒蔵さんです。最近、弊店では純米吟醸がわりとでてまして、どうしてかなあ?と思っていたところ、試飲してみまして、あれ、けっこう辛い・・・。私の中では、中口の酒だと思っていたので、この辛さに驚きました。でも、これが飲みやすさでお客様には評判がいいのかもしれません。でも、ひやおろしの純米吟醸は穏やかな香りとまろやかさもありました。味がのってるのがよければ、ひやおろしもとってもいいです!とにかく、美味しい酒です。
他にもいろいろ飲んだのですが、皆さん注目されていたのは、秋田の白たきさん。例のアンジーの蔵元さんです。
またまた、ラベルが変わり、心機一転?純米、純米吟醸ランクもとてもよくなっていました。さて、その中で面白かったのは、3000円台の純米大吟醸の生原酒。最近、弊店では生原酒はあまりおいてないのですが、この酒はコストパフォーマンスがよかったので、ちょっと注目です。800本しかないといいますし・・。
いつもは、ちゃっちゃっと試飲していくのですが、今回は話ながら試飲していったので、途中から吐けずに飲んでしまってかなり酔っ払ってしまいました・・・。反省・・・。ほかにもいい酒はたくさんあたのですが、またの機会に・・・。
でも、日本酒自体はとてつもなくレベルが上がっているのに、なんで低迷しているのでしょう・・?私たちのアピール不足なのかなあ?美味しい酒はこんなにたくさんあるのに。うーん、と考え込んでしまう今日この頃です。

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2005/09/09

以津美 きもと純米

ひやおろしがいろいろと入荷してきました。
以津美の東京の営業担当の方がいらして、来月発売になる、今年のきもと純米と夢錦の生原酒の見本を持ってきてくださったので、一緒に試飲してみました。
夢錦はちょっと甘酸っぱい感じ。春先はもっと酸っぱかったそう・・。常温で飲んだので、甘さがありましたが、冷やしたら酸がでていいかも・・。でも、この時期に生というのがどうかなあ、と思ってちょっと考え中です。
さて、今年のきもと純米は、昨年が+6の辛口だったのに対して、なんと、今度は-6という甘口の仕上がり。いろいろ試飲した中ではこれが、一番常温でするっと飲めました。が、昨年のきもとがなんとなく「え?きもと?ちょっと味がまだないなあ。」という感じだったので、あまり売らずにとっておいたのですが、せっかくなので、あけてみると、まるくなって今年のきもとに近い味になっていました。これなら、これからの季節にちょうどぴったり。お燗もしてみましたが、けっこうよかったです。
熟成してダメになるものもありますが、香りがあまりないきもと系の酒はやっぱり熟成したほうがおいしいのかもしれませんね。

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